北欧ヴィンテージ食器のある食卓|普段づかいの組み合わせ方
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北欧の器は素敵だと思う。でも、うちの食卓に置いたら浮くのではないか。
いちばん多くいただくご相談です。答えを先に書くと、浮きません。 そして、そろえる必要もありません。
和食器と北欧ヴィンテージは、じつは合う
理由は三つあります。
土の色が近い。 ルスカの褐色、アラビアやグスタフスベリの飴色がかった釉薬。これらは粉引や飴釉、備前の肌とほとんど同じ色域にあります。並べても喧嘩しません。
形が静かである。 北欧の日常食器は、装飾を形ではなく表面で担います。輪郭そのものは素直な円や楕円。和食器の隣に置いても、シルエットがぶつかりません。
そろわないことを許す文化がある。 北欧のヴィンテージは、そもそも一点ずつ表情が違います。日本の器も、揃いより取り合わせを楽しむ文化を持っています。この点で両者は最初から相性がいい。
具体的な組み合わせをいくつか。
ルスカのプレート × 白い飯碗。 褐色と白のコントラストがそのまま食卓の骨格になります。いちばん外さない組み合わせです。
パラティッシ一枚 × 無地の取り皿。 柄の強いものは一枚だけ。残りを無地にすると、その一枚が主役として立ちます。
アラビアのカップ × 番茶。 コーヒー用のカップに日本茶を入れる。違和感がないどころか、しっくりきます。

そろえなくていい
当店の器はすべて一点ものです。同じ皿を六枚、ということができません。
これは制約ですが、そう悪くない制約だと思っています。
家族それぞれに違う皿がある食卓は、揃いの食器セットより記憶に残ります。誰がどの皿を使うか、自然に決まっていく。子どもが「これがいい」と言い出す。そういうことが起きます。
来客時にも、揃っていないことは失礼になりません。むしろ一枚ずつ選んだものだと伝わります。
一枚から始める
どこから始めるか迷ったら、用途で選ぶのがいちばん確実です。
まず小さなものから|エッグスタンドや小皿。値段も場所も負担が小さく、失敗しても痛くありません。薬味入れや猪口としても使えます。
毎日使うなら取り皿サイズのプレート|直径17〜20センチ前後。使用頻度がいちばん高く、和洋を選びません。最初の一枚として、これがもっとも実用的です。
コーヒーの習慣があるならカップ&ソーサー|毎朝手に取るものなので、気に入ったものを選ぶ価値があります。ムーミンのマグを選ぶ方も多くいらっしゃいます。
使わずに眺めたいなら壁掛けプレート|ボタニカや陶板。壁の一角が変わります。

毎日使うということ
しまい込まないでください、というのが最後にお伝えしたいことです。
これらの器は、北欧の家庭で何十年も日常的に使われてきました。棚の奥で守られるより、食卓に出ているほうが本来の姿です。
割れるのが怖い、という気持ちはよくわかります。ただ、使わない器は結局のところ、持っていないのとあまり変わりません。
長く使うためのお手入れについてはヴィンテージ食器のお手入れガイドにまとめました。押さえるべき点は多くありません。
現在のお取り扱いはアラビアの商品一覧から、これまでにお迎えいただいた器は過去の商品からご覧いただけます。
ブランド全体についてはアラビア ヴィンテージ食器ガイドにまとめています。