アラビアのエッグスタンド|小さな器の、大きな楽しみ
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手のひらに載る、小さな器。高さは5センチほど。
エッグスタンドは、北欧の器のなかでいちばん気軽に迎えられるもののひとつです。値段も、置き場所も、心の準備も、大きな皿ほどは要りません。それでいて、ちゃんとその窯らしさが出ます。
北欧の食卓とエッグスタンド
北欧では、ゆで卵は朝食の定番です。半熟に茹でた卵を殻ごとスタンドに立て、上を割って、スプーンですくって食べる。専用の器が家に何個もあるのは、そういう習慣があるからです。
日本ではあまり馴染みのない道具かもしれません。けれど、だからこそ面白い使い方ができます。それは後ほど。
シリーズごとの表情
当店でこれまでお迎えしてきたものを、いくつか。
ルイヤ(Ruija)|濃い茶と明るい茶があり、同じシリーズでも焼き上がりの色がかなり違います。並べると、その差そのものが景色になります。
ロスマリン/ロースマリン(Rosmarin)|落ち着いた色合いで、和の食卓にもよく合います。
アネモネ(Anemone)|花の意匠。小さな器なので柄が主張しすぎず、ちょうどよく見えます。
ルスカ(Ruska)|あの褐色の釉薬が、小さな器にもそのまま乗っています。ルスカのプレートは持っているけれど、という方に。
カレワラ(Kalevala)|1980年のもの。フィンランドの叙事詩の名を持つシリーズです。
このほか、アラビア以外の作家ものでは、グンボル・オリーン-グルーンクヴィストによる雄鶏のエッグカップなども扱っています。アラビアのムーミン ヴィンテージ食器にも、子ども用の小さな器があります。

卵以外の使い方
ここが本題かもしれません。ゆで卵を毎朝食べるわけではない、という方にこそ。
猪口として。 日本酒にちょうどいい容量です。北欧の器で日本酒、という取り合わせは意外に馴染みます。
薬味入れに。 刻んだねぎ、七味、塩、山椒。食卓に小さな器がひとつあると、それだけで様子が変わります。
小さなデザートに。 アイスクリームをひとすくい、あるいは果物を少し。量が少なく見えないのがいいところです。
アクセサリー置きに。 指輪やピアスを外して置く場所として、洗面所や枕元に。
一輪挿しに。 首の短い花を一本。口が狭いので、思ったより安定します。

集める楽しみ
エッグスタンドは、揃えるより集めるほうが似合う器です。
同じ形をいくつも並べるのではなく、行くたびに違うシリーズをひとつずつ。当店の器はすべて一点ものですので、そもそも揃えることができません。けれどそれは、ひとつずつが記念になるということでもあります。
棚に並んだ小さな器を見て、これはいつのだったか、と思い出せる。そういう集め方ができるのが、この大きさの器の良さです。

わすれなぐさのエッグスタンド
小さいぶん、状態の良いものが残りにくい器でもあります。縁の欠けや、内側のスレ。店主が一点ずつ手に取り、状態を確かめてからお迎えしています。気になる点は商品ページに記載しています。
現在のお取り扱いはアラビアの商品一覧から、これまでにお迎えいただいたものは過去の商品からご覧いただけます。
アラビアというブランド全体については、アラビア ヴィンテージ食器ガイドにまとめています。